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コミュニティの崩壊
■コミュニティの崩壊(L301) 更新日:2005/05/06
 なぜ、ライフスタイルのテーマの中にコミュニティか。
 それは私達の生活の中から昔ながらのコミュニティが失われ、それが原因で様々な問題が生じていると言われており、「まちづくり」を含め各方面で見直されてきていることがあったため、ライフスタイルを見直すひとつのネタとして取り上げてみようと思ったからです。

1.コミュニティとは
まず「コミュニティとは何か。」ということで、「goo辞書」を使って調べてみました。色々出てきましたが、一般に「一定の地域の一括り」のことを指します。今この「コミュニティ」が、「まちづくり」に限らず様々な面で見直されてきています。
コミュニティ【community】
(1) 人々が共同体意識を持って共同生活を営む一定の地域、およびその人々の集団。地域社会。共同体。
(2) 転じて、インターネット上で、共通の関心をもちメッセージのやりとりを行う人々の集まり。
(3) アメリカの社会学者マッキーバー(R.M.MacIver)が定式化した社会類型の一。血縁・地縁など自然的結合により共同生活を営む社会集団。
コミュニティーガーデン【community garden】
地域住民の緑化・整備作業によって公共用地や空き地に作り出された緑地空間。また、その運動。地域住民の自主的な管理の下、花壇や菜園などが営まれ、園芸活動を通して住民間の交流を深めることや、地域が抱えるさまざまな課題への取り組みなども行う。
〔1970年代にニューヨークで始まり、80年代以降全米各地に広がっていった。日本でも地域の活性化を促すことなどを目的に普及が進められている〕
コミュニティースクール【community school】
〔地域社会の学校の意〕
首相の諮問機関である教育改革国民会議によって提言された新しいタイプの公立学校。2000年(平成12年)12月の報告の中で示された。市町村が設置した学校を民間団体が運営する。柔軟なカリキュラムの策定や地域住民の運営の参加,学校長の公募などを特徴とする。文部科学省により設置基準が検討されている。
コミュニティーゾーン(コミュニティ道路)〔(和製)community+zone〕
歩行者の安全を確保するために、自動車の速度規制や歩道の拡張、車道に段差をつけるなどの対策を施した地区のこと。地方自治体が建設省と警察庁の補助を受け実施するもの。1996年(平成8年)から開始。

2.コミュニティの崩壊(要因と問題点)
 人、物、情報の交流が、地域内から地域間、都市間、全国、さらに世界へと発展していくと同時に、私達の感性は団体よりも個を重視する傾向に移行し、個人の自立心の向上、核家族化の進行等により、個人のプライバシーがより一層尊重されるようになってきました。これにより、昔ながらの地縁的なつながりが失われ、特に都市部において面倒な人間関係を避け、コミュニティと距離を置いて暮らすことが顕著になってきています。転勤や大学等への進学により住み慣れた地域、生まれ育った地域を離れ、期限付きで他の地域に住む人も多いと思います。大学4年間の一人暮らしではその地域に目を向けることは少ないでしょうし、3年程度で転勤していく転勤族にとっては、それぞれ住む地域は特別愛着がわくものでもないかもしれません。こうした社会構造自体も人間関係の閉鎖性を助長している一因のような気がします。またインターネットやコンビニエンスストアなど情報・物流の高度化により、地域や人との交流が必要なくなってきていることも一因として挙げられるでしょう。
 ただ、こうした昔ながらのコミュニティが崩壊してきていることで、人間関係が一層閉鎖的になり、ひきこもり等が助長され、現在多発している狂的犯罪等に結びつく重要な問題として挙げられています。
 特に問題視されているのが、子供の成長への影響です。子供はその成長過程で多くの人と交流することにより、様々なことを学びますが、閉鎖的な人間関係によりその交流の幅が狭くなります。当然そうした環境で育てばより閉鎖的な人間に成長します。昔ながらのコミュニティでの人との交流は、そういった人を育てる力を持っていました。
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