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[まちづくり]
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■ヴィレッジホームズ(T502) | 更新日:2004/01/07 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
これからの「まちづくり」を考えたとき、よく用いられるキーワードが「自然との共生」です。この「自然との共生」を図るうえで参考となる「まちづくり」の事例がアメリカにあるので紹介しておきます。過去に「素敵な宇宙船地球号」の第11回(かなり昔)でもこの町の紹介が紹介されました。ここでは主な特徴をピックアップしてみます。
・戸数:戸建住宅220戸 ・人口:集合住宅20戸、650人 ・開発面積:60エーカー(24.3ha) ・開発年次:1976年〜(すでに完成から30年近くが経過) 【街路】 区域内の道路幅員は約7m。あまり広く確保されていません。また自動車があまりスピードが出せないような工夫もされています。その変わり自転車専用道路のネットワークが広がっているほか、安全に歩ける歩道が多く設けられています。 【街路樹】 自転車道や歩道には多くの街路樹が植えられており、樹種には、サクランボ、桃、びわ、柿、レモン等全て実を付けて食べられるものが選ばれています。もちろん、住民はそれをとって食べることができます。 【住宅】 1戸1戸の住宅はあまり大きな建物はなく、むしろコンパクトな住宅が建ち並んでいます。 家屋はほとんど南向きに建築され、95%にソーラーシステムが取り付けられています。 夏は100%、冬は50%の家庭用温水を賄っています。この地域内の家庭消費エネルギーは周辺の一般家庭の約半分程度だそうです。 【自然な冷暖房装置(鉄製の筒)】 部屋の中に大きな鉄製の筒が数本設置されています。中には水が溜められていて、寒い季節には昼間の太陽の光が水を温め、夜になるとその熱が放出されて部屋の冷却を緩和させます。逆に夏には太陽が高く昇るため、この筒に日光は当たらなくなり、夜の涼しい風によって水が冷やされ、昼間はその水の冷たさで部屋を冷房できるようになるという仕組みです。 【広場(コモンスペース)】 1軒ごとに庭がなく、8軒で1つのコモンスペースを共有しています。垣根や塀はありません。コモンスペースは、住民同士が出会うことで、声を掛け合う機会が増え、お互いの連帯感が増すということが想定されています。(現在の日本が失いつつあるコミュニティのありようです)この広場には各家から視線が向けられるため、子供達にとっては安全な遊び場となります。(部外者から地域あるいは子供を守る手段としても有効です) 【公共施設】 コミュ二ティセンター、プール、レストラン、大規模公園などがあります。こうした共同利用施設の管理・運営は、すべてホームオーナーズ・アソシエーション(hoa)と呼ばれる自治管理組織に委ねられていて、共益費3,000ドルで運営されています。 【農地】 敷地全体の20%(5ha)を農地として利用しています。 住宅地を取り囲むように農地が点在し、果樹や野菜畑があります。住民はすべて自由に採って食べることができるため、果物・野菜の自給率は75%。収穫物の配分もコミュ二ティの中で決められるほか、余剰生産物はマーケットやレストランに販売され、売上は管理費に充てられます。 【雨水排水(緑地のくぼみ)】 雨水を有効に利用する工夫として、緑地の中にくぼみを作り、雨水を集めて自然に地下に浸透させるようにしています。こうした工夫により地下水を保ち、雨の少ない季節でも、緑の農地が守られるようにしています。 【厳守すべき事項】 基本的には「自然との共生と強いコミュ二ティの創造」という考えをベースとしており、住民が自由な生活ができるように厳格な規則はないようです。ただし、次の2点は守る必要があります。 (1)他の家屋が太陽の光を妨げるような行為と工作物をつくってはならない。 (2)プライバシー確保の意味から隣と面している側の二階の窓はつくれない。 [参考文献] ・「サステイナブルコミュニティ」 著:川村健一+小門裕幸 [参考URL] ・国土交通省ホームページ
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